030 盛り沢山の日を過ごす



台風一過の、いい天気になりました。

「たいふういっか」ー
この「いっか」が「サザエさんいっか」の「いっか」と違うと気付いたのは、たぶん皆さんも少し大きくなってからだったのではないでしょうか。


その台風一過の青空に誘われるように今朝もグランドへ。
太郎山をリーダーとする「上田高校見守り隊」の勇姿を、今朝のような爽やかな青空を背景にカメラに収めておきたかったのです。

結果、いい写真が撮れました。



こちらの方が昨日よりアングルもいいようです。


さて、4月27日の「小布施の人が来る」というそのまんまタイトルのブログ021で、小布施町地域創造研究所の大宮さんのことを書きましたが、今日はその大宮さんが1年生の「グローバル・スタディ」の授業のためにうちの学校に来てくれました。

今日の特別講義は、昼休みを挟んで4時間目と5時間目、対象はそれぞれ2クラス80人。





これを来週もお願いすることで、1学年全8クラスの生徒が大宮さんの講義を受けることになります。

私はと言えば、朝からメールチェック、書類や出張等の決裁、電話、いくつかの打ち合わせ等々をイッキに済ませ、校外の会議に出かけていて、出迎えも4時間目の授業をみることもできませんでした。

教頭さんやSGH担当の先生たちと一緒に、私が「レストラン上田」と呼ぶ学食で昼食を摂りながら、戻ったばかりのスイスのことやSGH、小布施のことなどを話すことができましたが、5時間目も、小布施町の紹介、まちづくりのコンセプト、自己紹介あたりまでの冒頭の部分だけみて、定時制の職員会議に行きました。

後で担当の先生に話を聞くと、「これから社会はどうなると思うか」「これから社会をどうしたいと思うのか」といったことについて、全員に考えを書かせた後で主体的な意見交換の場を設けたそうで、入学後間もないためまだ全員がどんどん意見を言うというレベルではないものの、積極的に自分の意見をいう生徒もいて、とてもよかったといいます。


定時制の職員会議も盛り沢山でたぶん今年度最長、一旦校長室に戻ってすぐに全日制の職員会議に行きました。

こちらも熱のこもった盛り沢山の会議でした。
色々なことに関して意見交換をしてもらいましたので、タイミングを見計らってお知らせしていきたいと思いますが、以前このブログで「生徒が相談に来ました」と書いた話も実現の運びとなりました。

生徒会の企画として、ネパールの地震に対する募金活動を行います。
第2回目は一般の人も含めて7月の松尾祭に行いますが、第1回目を校内で5月20日から22日まで行うことになりました。

校長室に相談に来た時にその生徒に宿題として出しておいた、
・メッセージ性のある呼び掛けができるか
・募金の管理をどうするのか
・募金が一番有効に使われる預け先を探せるか
・確かに募金が現地の役に立ったという報告をどうやってするのか
といったことに対して、今回の募金を3・11へのネパールからの支援に対するお返しと位置付け、実際に市内のJAITIという団体に教員と一緒に行き、募金を地震で崩壊した学校の修復に役立てること、その報告を現地から受けることを、短期間にまとめ上げてありました。

その生徒も周囲の生徒も大したものですし、先生たちのサポートにも感謝したいと思いました。


職員会議終了後、今度はPTAの役員との打合せ会に教頭さんと出かけました。

同じく職員会議で話題にした、芸術鑑賞と松尾祭合唱コンクールへの保護者席の設置について話をし、学校創りの「当事者」の一員としての協力をお願いしました。


帰りの電車で挨拶をしてくれる生徒がいて、挨拶を返すと「定時制です」と言います。

盛り沢山の1日がこうして終わりました。





Posted by 上田高等学校長. at 2015年05月13日23:41