今日は4月30日。
ついこの間、上田高校に着任したと思ったら、早いもので新年度も1か月が過ぎようとしています。
今日もいい天気です。
午後になって、まずは上田予備学校が来校。
しばらくして本校が今年事務局を務める生徒指導の会議の冒頭で挨拶。
続いてベネッセ・コーポレーションの、森安さん・遠藤さんコンビが見えました。

森安さん・遠藤さんコンビ、と言ったのには理由があり、県教委にいた時に、某学校のタブレットを使った授業や教員研修などで、この2人にお世話になったのです。
今回の来校は、本校SGHのICT・デジタル分野をどうしていくか、一緒に考えてもらうのが目的です。
別室で担当と打ち合わせている間、PTAの監査が校長室で行われていたのですが、監査が終了しても戻って来ません。
変だなあと思っていると、2時間半近く経ってようやく、打ち合わせをしていた教頭、SGH担当の先生たちと校長室に入って来ました。
聞くと、侃々諤々の議論が続いたと言います。
とてもありがたいことです。
本校ならではのこと、おそらくどこもやっていないであろうことを、これからやろうとしているのですから、時間とエネルギーが必要です。
お二人にはこれからも何度か来ていただき、本校のSGHの全体構想の中で、ツール(道具)の1つであるICTを使って何ができるのか、何をするのが一番いいのか、本校職員としっかり議論した上で、出した方向で進めてもらえばいい、そう思っています。
それから今日は、伝統ある『上田高校新聞』が発行されました。

(第1面)

(第2面)
全校配布ですが、新聞班員がわざわざ各研究室を廻って届けてくれています。
先日校長室に取材に来た記事も載っています。
「新入生歓迎特集号」と銘打った本年度第1号は、「新入生のためにも絶対に4月中に発行したい」という班員の強い「想い」が伝わる、充実した内容の、新聞らしい新聞になりました。
例えば、1面のコラム「試百難」では、次のように語っています。
「… 桜の花びらの生命はほんの一週間、そのためにあのごつごつとした樹皮の内側に桜色の樹液を一年かけて溜め込む。全国でもひときわ寒冷なこの地で育まれる生命のみなぎりに誰もが深く感動し、新しい年度の始まりを強く意識する。…」
そして「… 桜のごとく溜めてきた樹液を惜しみなく醸し出し、上田高校生として新たな一年を満開の花で咲かせてほしい」と結んでいます。
素晴らしい。
次号にも大いに期待したいと思います。
今日の最後に。
生徒が一人、校長室に「ぜひやりたいこと」を相談しに来ました。
「想い」を形にしたい、というその生徒の話を聞いた後、問題点や留意点について意見交換し、多少のアドバイスをして、大賛成、困難があってもガンバレ、と言って送り出しました。
これもどうなるのか、楽しみです。