本校全日制の 林 努 先生が、16日(土)に急逝されました。
56歳。
あまりにも早い。
顧問をしているソフトテニスの東信地区大会に行くために普通に起き、いつものように朝食を済ませた後に倒れ、病院に搬送されたものの、そのまま帰らぬ人となりました。
このブログで林先生が亡くなったことに触れるかどうか迷いました。
新聞のおくやみ欄にも、JSNという県職員の広報サイトにも記事が掲載され、今朝は臨時の職員会議と全校集会を開いて先生を追悼し、昨日の通夜や今日の告別式にはたくさんの教職員、生徒、卒業生、元職員などが参列しているのに、何もなかったかのようにやり過ごすわけにはいかないと考え、最終的には、ご遺族の了解を得て載せることにしました。
4月28日(火)の「022 優勝ペアと話す」の写真も、載せておくことになりました。
林先生は、本校3年目。
日本史が専門で、ご自身中学校以来やってきたソフトテニスの顧問を長く務めてきましたが、4月からはクラス担任を持って、張り切っていた矢先のことでした。

温厚で誠実。
口数が少ない。
責任感が強く、仕事に落ちがない。
いつも生徒のことを最優先。
怒ったところを見たことがない。
人の悪口を言うのを聞いたことがない。
後輩の手本であり、心の支え…
お世辞でなく、誰に聞いてもこういう言葉が並びます。
奥さんやお子さんも、怒られたり大きな声を出されたりしたことがなく、人の悪口を言うのを聞いたこともないと言います。
亡くなる前日も、ソフトテニスの練習を見た後、担当する1年の進路資料を、締切りまでまだ間があるのに、必要部数印刷して進路室に提出したと聞きました。
いかにも林先生らしいと、林先生をよく知る先生が言います。
土曜日の訃報を受け、午後の定時制のPTA総会前に、ご自宅へ教頭さんと駆けつけました。
お医者さんが「ほとんど苦しまなかったのでは」と言うように、林先生はいつもの穏やかで優しい顔をしていました。
日曜日は本校を会場に終日空手道競技の東北信大会が行われましたが、

終了後、先生たちと一緒に通夜に行きました。
今日の葬儀では弔辞を読みました。
何度も言葉に詰まり、深呼吸をして読み進めました。
どうしてでしょう、林先生と同じ職場になったのは初めてなのに、そんな気がしないのです。
先生が目指していたもの、やろうとしていたこと。
そんなことを推し量りながら、仕事をしていきたいと思います。
昼間なんとか持ちこたえていた天気が、先程から雨になりました。
涙雨でしょうか。
心からご冥福を祈ります。