今日は、県高校PTA連合会の総会・研究協議会がありました。
本校PTAの小宮山会長さんと、会場の長野市若里市民文化ホールに出掛けました。

この会は、毎年この時期にこのホールで行われています。
隣りには長野オリンピックで使用されたビッグハットがあります。

ビッグハットも若里市民文化ホールも、エムウエーブが指定管理者になったと聞きましたが、この日、ここで働く伊那時代の教え子に会ったのに加えて、知人である社長さんが、この会があることを聞きつけ、わざわざ挨拶にこのホールに来てくれました。
今日は進学相談会が開催されるそうで、帰るときに見たら、大型バスで駐車場が一杯でした。
こちらはNHK長野放送局。

道を挟んでホールの向かいにあります。
来年は大河ドラマ『真田丸』がNHKで放送されますが、局長は高校時代の同級生(同じクラス)、偶然か否か、上田に縁のある人です。
連合会には県内すべての公立・私立の高校が加入していて、会場には各地の学校から参加者が見られます。
総会では新旧会長さんや県教育長さんの挨拶があり、続いて研究協議に入りました。
各地区を代表して4人のPTA会長さんが壇上で発表をしました。

人前で話すことにさほど慣れていないでしょうに、堂々としていて、立派な発表です。
続いて講演。
「グローバル社会における長野県の教育に期待すること」と題して、共同通信社論説委員の矢高則夫さんが演台に立ちました。


矢高さんは下伊那の出身。
昨年度県教委で立ち上げたスーパーバイザーの1人で、昨年度教育委員会に来ていただいてお話をうかがいましたし、先月も上田にお見えになった際に声を掛けていただき、ご一緒しました。
こうしてみると、ホール及び周辺施設といい、講師といい、縁があります。
さて、講師の矢高さんは、ビックリするくらい様々な体験をされている方ですが、ニューヨーク支局員をしていた2001年9月11日に、記者人生で最大の事件が起きたと言います。
それは、同時多発テロ。
ワールドトレードセンターに2機の飛行機が突っ込んだ時、矢高さんは地下鉄に乗車中だったそうです。
携帯電話が繋がらなかったりして、状況がなかなか掴めず、とりあえずビルの近くまで行ったものの、詳しいことはなかなかわからなかったとのこと。
現場に居合わせた自分より、テレビを観ていた人の方が情報が早かったのではないかと言います。
また、海外へ行って日本と異なるものを見たときも驚くけれども、異国の地で日本と同じものを見た時にはもっと驚く。
それがグローバルということの一つだ、という話が印象に残りました。