079 同期生に祝ってもらう



今日は土曜公開授業。


今日も、中学生やその保護者、一般の方などに授業を見に来ていただいています。


結構強い雨が断続的に降っていて、野球場によっては中断しつつ進行したところもあるようで、昨日試合ができてよかったと思います。


午前中は授業、午後は班活動や三者面談、模擬試験などが行われています。


私は、特に午後、会議もなく、土曜ゆえ来客や電話もなく、新しい決裁文書もほとんどなく、上田高校に来て初めてと言っていいくらい、デスクワークにまとまった時間を割くことができました。



さて、「平成27年度 長野県高等学校卒業生に贈る応援誌」と銘打った『かがやく未来へ』という冊子が学校に届きました。




この冊子、毎年NBS長野放送が、県、県教委、県高校長会の後援を得て発行し、県内の各高校に配付しているものです。

冊子は、「はじめての一人暮らし」という部分と、卒業するおおよその生徒が生まれた年から今年までの県内外のニュースを年毎にまとめた部分とからできていて、中にはこんな記事もありました。




その冒頭に求められて挨拶を書きました。




〈 社会へはばたいていくみなさんへ 〉

「自分の意思で行動し、責任を取る」
長野県高等学校長会長 内堀 繁利(長野県上田高等学校長)

高校を巣立つみなさんへ。

高校までの生活を振り返るとき、みなさんは、他の誰かに「やらされた」ので「仕方なしに」そうしたのだ、といった「やらされ」感を口にし、同時に、だから自分には責任がないと、自分の行動に対して「責任回避」をすることはありませんでしたか。

高校を卒業すると、就職するにしても、進学するにしても、例え「やらされた」ことであっても、自分の行ったことは他人のせいにできないようになります。自分の言動に責任を持つことが社会人になるということであり、だからこそいい仕事ができるのです。

「信州人」のみなさんには、周囲と相談しながら、最終的には、自分の頭で考え、自分で判断し、自分の意思で行動して、自分の言動や結果を人のせいにせず、自分で責任を取れる人間になってほしいと願っています。

『かがやく未来へ』の刊行にあたり、これからの社会を創っていくみなさんに一言申し上げました。大いに期待しています。頑張ってください。



夕方からは、市内で、上田高校の校長就任を祝う会を、同級生や同期生、約30人で開いてくれました。

また、同級生の中に、去年や今年、仕事上で昇任・就任した人たちが結構いて、その人たちのお祝いもあわせてしました。

個人的な会ですが、ありがたく、嬉しかったのと、「上田高校の校長」とも関係があるので、このブログにも書くことにしました。

ブログを読んでくれているという人が結構いることもわかりました。

同級・同期というのはいいものだなあとつくづく思うとともに、同じ歳でありながら、様々な人生を歩み、いろんな仕事をやって来た人たちが集まって、「これまで」と「これから」について話をすると、混沌としたものが一つの方向に向かっていくような感じというか、自分たちもいよいよキャリアの集大成の時期を迎えているんだなあという実感というか、そういうものが湧いてきました。





Posted by 上田高等学校長. at 2015年07月18日23:56