今日は、定時制は定期考査最終日、全日制は定期考査前の通常授業最終日です。
いくつかの研究会・視察がありました。
全県の理科の研究会が上田市で2日間にわたって行われ、今日は本校で理科の授業をすべて公開して研修をしています。
並行して、隣りの地区の理科助手の皆さんが、寄贈などによって他校にない観察機器などがあるということで、本校の施設・設備を見学に訪れ、それらを用いて実際に実験をするという研究会も行われています。
また、グローバル教育に関する視察で、静岡県の高校から先生たちが来校しています。
そのような日ですが、私は、塩尻市にある県の総合教育センターで行われた、高校校長研修に参加しました。


午前中は、「高校教育をめぐる政策の動向」と題して、国立教育政策研究所の大槻達也所長が、近年の国の教育政策について、まとまった話をしてくれました。
夏には、全国高等学校長協会の会長さん・事務局長さんにお越しいただき、高校現場の視点で国の動きを話していただきましたが、今回は、教育行政の立場で話をしていただいたということになります。
午後は、早稲田大学教育学部の本田恵子教授が、「高校現場で活用するアンガーマネジメント」をテーマに、実習を交えて話してくれました。
アンガー(怒り)をコントロールする手法をアンガーマネジメントと言いますが、講師は、その道の著作や現場経験が豊富な先生で、特に印象に残ったのは、
脳に関して、計画や実行の機能を持つ前頭葉を育てるためには、言語を司る側頭葉指導が重要。(つまり、小さい時から言葉を育てないと、制御機能も実行性も育たない)
従って、LINEで単語で会話したり、スタンプばかり使っていると前頭葉が育たない。
ということでした。
学校も、私たち校長も、研修の一日でした。