110 福井から戻り学校評議員会と生活体験発表会に出る



北信越高校長会福井大会の2日目は、記念講演、昨日の分科会の報告、そして閉会式でした。


講演は恐竜に関するものでしたが、福井県を中心とした地域は日本一の恐竜化石の産地で、福井県には、県立恐竜博物館や県立大学の恐竜学研究所があるのだそうです。

なるほど、それで福井駅には、恐竜の絵や恐竜の模型があるのだとわかりました。


閉会式では、「次年度開催県挨拶」を行いました。





全日程を終え、長野に戻るべく駅のホームに行くと、さすが恐竜王国、こんな'人'がベンチに座っていました。




上田駅に降り立つと、陽射しが強く、暑く感じました。

学校に着き、書類を見終えると午後5時、本年度第2回の学校評議員会の時間です。





上田高校の学校評議員の皆さんは大変です。

1回目は授業参観と「教育懇談会」付き、2回目は午後5時から8時半まで。

それでも、今日は全員の出席をいただきました。


6時過ぎからは定時制の生活体験発表会の校内大会です。





全学年から10人の生徒が、それぞれ簡単には言い表せないような「過去」の体験を乗り越えて到達した「今」と「これから」の話をしてくれました。


冒頭の挨拶で私から「夏休み明けから生徒全員がこの大会に向けて取り組んできた。定時制最大の行事と言っても過言ではない。その中から選抜された今日の発表者は、自分の中にある想いをカタチにする。人の前で話すことは勇気のいることだが、上手くやろうとするのではなく、集中して、自分の想いを一生懸命伝えようとしてほしい。聞く側も、話し手の想いを受け止めて、一生懸命に聞いてほしい。君たちならそれができるはずだ」という旨の話をしました。


学校評議員の皆さんにも、評議員会に引き続き発表会の様子を参観していただきましたが、終了後の意見交換会では、「感動した」「心が動いた」「素晴らしい」「賞の発表の時の様子で、聞いている生徒が発表する生徒を心から応援していたことがわかった」「温かい空気が流れていた」「昨年より更によかった」などの感想を述べていました。


表彰式で発表者を間近に見ましたが、どの生徒もやり切ったいい表情をしていました。

聞く側の姿勢もよく、発表者一人ひとりの発表を集中して聞き、終わると割れんばかりの大きな拍手を送っていました。


手前味噌ながら「最高の発表会」だったと思います。


学校評議員の皆さんとの意見交換を終えて部屋を出ると、隣りの部屋では発表会場の片付けを終えた1年生が全員で輪になって拍手をしていました。

とてもいい雰囲気だなあと思いました。


ちなみに全日制は今日が考査最終日で、考査終了後の午後、1年生はNPOアイキャンの中村さんと直江さんを招きフィリピンの光と影に関する人権平和講演会と座談会、2年生は全国の大学関係者の方々を招き学部学科説明会を行いました。


生活体験発表会終了後、市内で行われていた1年生の講師を囲む会に駆けつけました。

1年生の生徒が、講演会・座談会でますます意欲的に質問する姿が見えたという話が聞けました。


今週は「情報交換会」という名の「情報交換会」(呑み会)が、月曜から今日まで5日間連続でありましたが、なんとか体力がもちました。





Posted by 上田高等学校長. at 2015年09月11日23:11