学校に来て、朝早くから昨日の話をあれこれとしていたら、驚きの事実を知りました。
「少年よ、大志を抱け(Boys,be ambitious!)」という、クラーク博士の有名な言葉がありますが、大使を追いかけた少年(boys who ran after the ambassador in a taxi)がいたというのです。
昨日、駐日オーストリア大使のベルンハルド・ツィムブルグ氏を本校に迎えたことは、昨日のブログに書いたとおりです。

(本校同窓の小山敬三氏の画を背景に、窓から古城の門・校舎・紅葉が見える同窓会館で)
全日程終了後、学校からプレゼントを贈り、生徒・職員が、ツィムブルグ大使と通訳のモーセア氏を同窓会館前で見送りました。
その後、呼んでおいたタクシーで、教頭がお二人と一緒に駅へ向かい、ホームで最後の見送りをしました。
見送る前の最後の企画「座談会」では、参加した生徒から次々と質問が出されて大いに盛り上がり、それはとてもよかったのですが、時間の都合で、質問したかったのにできなかった生徒がいたはずです。
そのうちの1人、1年生の男子には、グローバル講師のSabbiが、今回質問できなくても後で大使にメールできるから大丈夫、と言っているのが聞こえていました。
そんな中、2年生の男子2人が、タクシーを駅まで追いかけ、改札口の前で大使に質問をしたというのです。
訊いたのは、PKOや集団的自衛権に関することだったそうです。
聞けば、2人とも日頃から社会や自然などに対して高い問題意識を持ち、ユニークで深い学びをすることで私も知っている生徒たちでした。
この主体性、積極性、行動力、意外性…に、驚きもし、感動もしました。
大きな可能性も感じました。
大使を追いかけた少年たちは、将来きっと大志を抱き、それをカタチにしてくれるだろうと強く思える少年たちです。
大きな育ち方をしてくれていて、これからがとても楽しみです。
今日は土曜日ですが、午前中が公開授業でした。

朝から寒い上に、荒れ模様の天気、九州で地震も起きていました。
受験生は追い込みの時期、東北大学入試プレテスト&得点力アップセミナーが、今日から2日間の日程で本校で行われ、本校生15名、屋代高校生7名が参加しています。