昨日の雨とは打って変わって明るい陽が射しました。
昼前に学校を出て、松本駅前にある東急REIホテルに向かいました。

2日間の日程で行われる北信越定時制・通信制の校長会、教頭・副校長研究協議会に出席するためです。

上田高校にも定時制があるので、この会の会員なのですが、今年は本県開催ということで、県の校長会を代表して来賓として出席することになっています。
県教委、教育振興会に続いて、開会式で挨拶をしました。

日頃、本校の定時制を見ていて、授業に向かう姿勢、中学までの自分を変えようと努力する姿、他者の受容力や他者への思いやりなど、いいなあと思うことや持っている可能性といったことを中心に話しました。
大会初日の今日は、この後、松本市立博物館館長さんの記念講演と、5県のうち2県から発表があり、最後に教育懇談会を行いました。
教育懇談会で席が隣りになった、県の定通教育振興会長を長年務めてくださっている井上さん(井上百貨店社長)は「今年も生活体験発表会では感動もし、涙も流した。私は教育関係者でも何でもないんだけど、定通に関わってその意義と良さがわかると、ヌケられないんだよ」とおっしゃっていました。
生徒生活体験発表会の発表原稿をまとめた『誇りある青春』という冊子が毎年発行されますが、井上さんはそれを増し刷りして社員に読んでもらっていると言います。
挨拶でも発表でも、参加者の認識は一致していて、定通教育は、入学してくる生徒も、それを受け入れる仕組みも、昔とは大きく様変わりをしています。
その中で、一人ひとりの子どもを大切にしつつ、自立し社会に出て行く力、社会で困難を乗り越えていく力をどう付けていくか、その辺りを真剣に議論していました。
それにしても、松本から電車で帰るのは、とても時間がかかるなあと改めて認識しました。