097 1分間でメッセージを伝える



今日は、午後のロング・ホームルームの時間に、全日制の2年生が全員体育館に集まって、教科「情報」の時間にグループで作成し、今年のユニセフの One Minute Videoコンテストに出品した作品から各クラス代表2つずつ、計16作品を鑑賞し、投票によって「みんなの最優秀作品」を選ぶということをやっていました。

その中には、大学生等も含めて全国でベスト30作品に選ばれたものも入っています。




各ビデオを上映する前には、そのグループが前に出て、グループの紹介、作品の意図をプレゼンしていて、作って終わり、ではない形をとっています。

上映が終わると自然に拍手が起きる、いい雰囲気の中で進んでいきます。

よく見ると、担当の先生を支える、生徒のサポーターがいます。


スマホによる投票と紙ベース投票を合わせ、その場で結果を発表するというテレビのようなことも計画していたようですが、コンピュータの不具合もあって、残念ながらこちらは今回は実現しませんでした。




子どもの権利条約をテーマに、表現したいことを1分間で映像にまとめるというもので、作品を作るには、まず子どもの権利条約を読み込み、理解し、題材を何にするか議論し、ストーリーを考え、映像のスタイルを決めて、実際に撮影し、編集して1分にまとめる、というプロセスが必要で、まさにこれからの時代に必要な力を育成することになります。

会場には生徒だけでなく多くの教員も観に来ていて、教員研修にもなったのではないかと思います。

こういう試みにどんどん挑戦してほしいと思っています。



午前中は、2組の来客がありました。


1組目は上田市の教育長さんと事務局の方2人でした。

上田市教育委員会が進める、スマホから見られる学習用の「バーチャル上田城」に関する話でした。


2組目は、映画『過ぐる日のやまねこ』の監督で本校OGの鶴岡さんと、上田フィルムコミッション・マネージャーの原さんです。




映画の宣伝ということもありますが、先輩である鶴岡監督が、撮影で本校を使用したり生徒役で本校生が出演したことに対するお礼も込めて、この機会に本校生のために何かできることはないかと考えてくれていて、そのことについて話をしました。

日本では、時間もお金もかかる劇場用の大きな映画をつくることがますます難しくなっていて、そういう時代にあって、20代の若さでメガホンを握ることはすごいことですし、そういう人と触れ合い、語り合うことで、本校生が得るものは大きいだろうし、監督が同窓生で本校が映画に出てくるということもあって応援したいなあという気持ちも持っています。


鶴岡さんが本校向けにメッセージを書いてくれました。



映画のポスターと一緒に校内に掲示したいと思っています。


  

Posted by 上田高等学校長. at 2015年08月27日22:58